音がこわい?「聴覚過敏」と音楽療育の付き合い方:自分で鳴らす音が安心を育てる
こんにちは!
栃木県宇都宮市の音楽特化型、児童発達支援・放課後等デイサービス「音楽療育どれみ」長尾です。
「掃除機の音を聞くとパニックになってしまう」
「運動会のピストルの音や、風船が割れる音が極端に苦手」
「外出先で急に耳を塞いでうずくまってしまうことがある」
聴覚過敏(特定の音を苦痛に感じたり、大きく聞こえすぎたりする状態)を持つお子さまの保護者様にとって、日常は「いつ苦手な音が鳴るか」という緊張の連続かもしれません。
「そんなに音が苦手なら、音楽療育なんて逆効果では?」と思われる方もいるでしょう
しかし、実はその逆なのです!
音楽療育は
音に対する「怖い」という感情を、「楽しい」「自分で扱える」という自信に変えていく場所
でもあります。
今日は、音楽の力を通じて、お子さまの耳と心がどのように成長していくのかお話ししていきます!
聴覚過敏のお子さまが見ている世界
私たちには「耳ぶた(まぶたのようなもの)」がありません。
聴覚過敏のお子さまにとって、街中の喧騒や電化製品の音は、私たちが感じる数倍のボリュームや、鋭い刺激として脳に突き刺さっています。
なので、こちらが「その音で?」と思うような事でも敏感なお子さんにとっては鋭く耳に入ってきてしまう場合があります。
また、「聴覚(受動的)」の状態が強く、背景のノイズと大切な声を分けるフィルターがうまく機能していない場合があり、こちらは無意識にノイズとして処理出来る音もそのまま受け止めてしまうという特性もあります。
「音楽」が「騒音」と決定的に違う理由
なぜ、特定の音を怖がる子が、どれみの教室では楽しそうに楽器を鳴らせるのでしょうか?
それは、音楽には「構造」と「意図」があるからです。
予測ができる安心感
音楽にはリズムやメロディという一定の決まりがあります。
「ここで音が止まる」「ここで盛り上がる」という予測ができるため、
脳が「次に何が起こるか」を準備でき、不意打ちの恐怖が和らぎます。
また、
「自分でコントロールしている」という感覚
これが最も重要です。
「自分が太鼓を叩いたから、音が鳴った」
「自分が手を止めれば、音は止まる」
「自分で大きく、小さくする」
この「音の主導権を自分が握っている」という体験が
音に対する拒否感を劇的に変えていきます!
「どれみ」で実践している、活動!

基本的に「聴覚過敏」のお子さんには
まずは優しくなる楽器を渡してあげ、「鳴らす」という楽しさを覚えてもらいます!
そこから、
・速く
・遅く
・強く
・弱く
と色んなパターンで鳴らせるように活動を進めていきます!
そうすると自分で「これは大きい」「これは小さい」
という認識が出来るようになってくるため、楽器などの音に対する「抵抗感」というのもなくなっていきます!
私たちは、お子さまの耳の特性に合わせて、慎重に、かつ楽しくステップを進めてまいります!
結びに:世界は「いい音」で溢れている
聴覚過敏は、言い換えれば「音が人一倍豊かに聞こえる才能」でもあります。
その鋭い感性を「恐怖」に使うのではなく
「美しさ」や「楽しさ」を感じるために使ってほしい。私たちはそう願っています!
無理に慣れさせるのではなく、お子さまが自ら「この音を鳴らしてみたい」と思えるその瞬間を、私たちは一番大切にしています。音楽の力で、お子さまの周りの世界が、少しずつ、優しく響うようお手伝いをしてまいります!
どれみでは、グループ療育を中心として
- 療育ピアノ
- 発語リズム(言語支援、ことばの療育)
- 英語
- 個別学習支援
- 発達支援リトミック
これらの療育をおこなっています。
ご見学や体験は、無料でお受けしています。
ぜひお気軽にお問合せ下さい♪
