こんにちは!
栃木県宇都宮市の音楽特化型、児童発達支援・放課後等デイサービス「音楽療育どれみ」長尾です。
「今日はやりたくない」
療育の場で、子どもからこんな言葉が聞かれることがあります。
「せっかく準備したのだから取り組んでほしい」と思ってしまう気持ちよく分かります。
でも、「やりたくない」という言葉の奥には、単なる拒否ではなく、
「今日は疲れている」
「ちょっと難しそう」
「失敗したくない」
「今は気持ちが向かない」
「別のことをしたい」
といった、さまざまな気持ちが隠れていることがあります。
個別療育では、まずその「やりたくない」という気持ちを受け止めることを大切にしています。
「やりたくない」を否定しない

「やらないとダメだよ」
「せっかく来たんだからやろう」
「みんな頑張っているよ」
と声をかけたくなる場面もあります。
もちろん、活動に取り組むことも大切です。
しかし、その前に子どもの気持ちを受け止めることで、「自分の気持ちを分かってもらえた」という安心感につながります。
たとえば、
「今日はやりたくない気分なんだね」
「今はやる気が出ないんだね」
「ちょっと疲れたのかな?」
と、まずはその気持ちを言葉にして返してあげます。
「やりたくない」と言っても大丈夫。
そんな安心感があることで、子どもは少しずつ次の行動を考えられるようになります。
「やる・やらない」の二択にしない
「やる?やらない?」
だけで聞いてしまうと、子どもにとっては選択肢が極端になってしまうことがあります。
そこで、
「まず見てみる?」
「先生がやっているところを見てみようか」
「一回だけやってみる?」
「少しやりたくなったらやってみる?」
など、取り組み方に幅を持たせてみます。
大切なのは、「必ず最後までやらせる」ことだけを目標にしないこと。
「見る」
「触ってみる」
「少しだけやってみる」
「一緒にやる」
という小さなステップも、立派な経験です。
「できた」だけではなく「気持ちを伝えられた」ことも大切
療育では、「できるようになること」に目が向きやすいものです。
もちろん、できることが増えるのは嬉しいことです。
一方で、
「今日はやりたくない」
と自分の気持ちを言葉にできたことも、とても大切な成長の一つです。
「やりたくないって教えてくれてありがとう」
「今の気持ちをちゃんと言えたね」
「どうしたらできそうか、一緒に考えよう」
と伝えることで、子どもは「気持ちを伝えていいんだ」と感じることができます。
自分の気持ちを知り、それを相手に伝え、相手と一緒に方法を考える。こうした経験は、これから先のさまざまな場面にもつながっていきます。
今日できなくても、大丈夫

療育の時間だからといって、毎回すべての活動に取り組まなければいけないわけではありません。
「今日はやりたくない」と言えた。
先生と一緒なら少しできた。
見ているだけだったけれど、最後には笑顔になった。
そんな小さな変化にも、大切な意味があります。
子どもの「やりたくない」を無理に変えようとするのではなく、
「そう感じているんだね」
「じゃあ、どうしようか?」
と一緒に考える。
その積み重ねが、子どもにとって「自分の気持ちを大切にしてもらえる」という安心感につながっていきます。
今日の「やりたくない」も、その子からの大切なメッセージ。
私たちはその声に耳を傾けながら、一人ひとりのペースに寄り添った療育を大切にしていきたいと思います。
どれみでは、グループ療育を中心として
- 療育ピアノ
- 発語リズム(言語支援、ことばの療育)
- 英語
- 個別学習支援
- 発達支援リトミック
これらの療育をおこなっています。
ご見学や体験は、無料でお受けしています。
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