クリスマス会Part5!「うたとがっそう」
こんにちは!
栃木県宇都宮市の音楽特化型、児童発達支援・放課後等デイサービス「音楽療育どれみ」今村です。
メリークリスマス!
今週は、先日開催された「どれみクリスマス会」の様子をお伝えします。

「うたとがっそう」のセクションでは「よろこびのうた」の曲を演奏しました。
合奏では、色々な年齢のお子さんがいることから「曲の雰囲気を感じて自由に鳴らす」ことをしました。
発達障害のある子に合奏が向いている理由
- 役割を調整しやすい(鳴らす回数・音量など)
- 参加の形が多様(楽器・動き・聴く)
- 成否より過程や一体感を大切にできる

合奏の主な効果
① 人とのやりとりを感じやすくなる(社会性)
- 自分だけでなく、友だちの音を聴く経験ができます
- 「待つ」「合わせる」「一緒に終わる」など、
言葉を使わないコミュニケーションを自然に学べます - 目を見るのが苦手でも、音を通して関われるのが大きな利点です
② 注意力・集中力が育つ
- 指揮や合図に意識を向けることで、注意の切り替えを練習できます
- 「今は鳴らす」「今は止まる」という経験が、
衝動のコントロールにつながります
③ 自己調整力(感情・行動のコントロール)
- 音量や速さを周りに合わせることで、
自分の感覚を少しずつ調整する力が育ちます - 興奮しやすい子は落ち着く練習に、
消極的な子は参加のきっかけになります
④ 成功体験と自己肯定感
- 簡単な役割でも「合奏の一員」になれます
- 「できた」「役に立った」という経験が、
自信や安心感につながります - 正解が一つでないため、失敗しにくい活動です
⑤ 感覚統合・運動面への効果
- 音を聴く・体を動かす・見る、を同時に使います
- 両手を使う、リズムに合わせることで、
協調運動やボディイメージを育てます
⑥ 言葉が苦手でも参加できる
- 言語理解が弱くても、
音・リズム・動きで参加できます - 発語が少ない子でも「表現する楽しさ」を感じやすいです
当日は皆、ちょっと緊張しているようでしたが、並んで、上手に演奏できました。
ふだんの療育で離席してしまうお子さんも、本番ではばっちり!
おうちの方にも喜んでいただけて、良かったです♪

合唱の主な効果
① 人と「一緒にする」感覚が育つ(社会性)
- 同じ歌を同じタイミングで歌うことで、
集団の一体感を感じやすくなります - 声を合わせる体験は、
言葉を使ったやりとりが苦手な子にも分かりやすい関わりです
② コミュニケーション・言語面への効果
- 歌詞を通して、ことばのリズムや抑揚を自然に学べます
- 発語が少ない子でも、
話すより歌う方が声を出しやすい場合があります - 繰り返し歌うことで、語彙や表現が定着しやすくなります
③ 呼吸・発声の調整
- 息を吸って、長く吐く経験ができます
- 声量やスピードを周りに合わせることで、
自己調整力が育ちます - 緊張しやすい子のリラックスにもつながります
④ 注意力・記憶力が育つ
- 指揮や伴奏に注意を向けることで、
集中力や聞く力が育ちます - 歌詞やメロディーを覚えることで、
ワーキングメモリの練習になります
⑤ 自己肯定感・安心感
- 「声を出すだけ」で参加できるため、
役割が分かりやすく成功しやすいです - 上手・下手の評価が少なく、
「参加できた」こと自体が達成感になります
⑥ 感覚面への配慮と注意点
- 大きな声や響きが苦手な子には負担になることがあります
→ 音量を小さくする、ハミングOK、
聴くだけ参加も認めることが大切です - 口の動きや姿勢を強制しないことで、安心して参加できます
合奏との違い(簡単に)
- 合奏:道具を介して参加 → 音量調整がしやすい
- 合唱:自分の体が楽器 → 言語・呼吸・感情表現に効果的
どちらも良さがあり、
合唱は特に「ことば・呼吸・気持ちの共有」に強い活動です。

「よろこびのうた」は、日本語の歌詞で歌いました。
少し難しい言葉もありましたが、練習の成果を発揮することができました。
よく歌えるお子さんも、あまり得意でないお子さんも、みんなで力を合わせてがんばりましたよ。
どれみでは
- 療育ピアノ
- 発語リズム(言語支援、ことばの療育)
- 英語
- 個別学習支援
- 発達支援リトミック
これらの療育をおこなっています。
いずれも、利用者さまの個に応じた、完全オーダーメイドの療育です。
ご見学や体験は、無料でお受けしています。
ぜひお気軽にお問合せ下さい♪

