SSTミュージック♪
こんにちは☔
☔の日が続いておりますが皆様いかがおすごしでしょうか?
本日は鏡山が担当いたします🐈
今回は「SSTミュージック」のお話です。
音楽療育どれみでは「SSTミュージック」を取り入れております。
そもそも SST とは何か?
SST とは 「ソーシャルスキルトレーニング」の略です。
日本に伝わってきてからまだ30年ちょっとだそうですが、現在療育現場のみらず、
様々な場所で行われているトレーニングです。
訳し方としては様々ありますが、
「対人関係や社会生活を営むために必要なスキル」のことです。
人は、様々な経験を積む中で
「あ、これはしてはいけないんだな」とか
「こうしたほうがいいな」という感覚をつかみ、習得していきます。
ですが、発達障害を抱える方の中には経験の中でそういったことを調整、修正していくことが非常に困難だという方が多くいらっしゃいます。
例えばお子様の場合、
・ゲーム(遊び)のルールを守れず、癇癪を起したりお友達とトラブルになる
・行事などの集団行動(周りと同じ行動)が苦手で参加できない
・いわゆる暗黙の了解やその場に合ったルール(みんな並んでるから並ばなきゃ・・・など)が分からない
という例を多く見ます。
そういったお子様に関して、音楽療育どれみでは
「SSTミュージック」を取り入れて療育を行っております。
では実際どんなことをやっているのか、覗いてみましょう♪
こちらは「音あてゲーム」♪
ピアノの音を聴きとって、その音がかいてある札を取りにいきます!
こちらは「音楽すごろく」です♪止まったマスに音楽に関する指示が書いてあります♪
何と先生の手作りです!楽しそうです😊
そしてこちらは「合奏」みんなで力を合わせて「かえるのうた」を演奏しています♪
これらの活動全てに共通しているのは
★みんなで一緒に活動を行うこと
★ルールや約束が存在すること
★勝敗があったり、時には失敗することもある、ということ
★全てに音楽が使われ、楽しくSSTに取り組めるということ
です。
SSTの流れとして
①教示(まずは説明を聞きます)
②モデリング(先生のお手本を見ます)
③リハーサル(お子様本人にやってもらいます)
④フィードバック(できたこととできなかったことを確認します)
⑤般化(日常生活にも活かせるようになります)
という流れを取ります。そして、何度も繰り返していきます。
でも、何度も同じことを繰り返すというのは人間、特にお子様にとって苦痛に感じることも多いです。。
(私は大人ですがいやです笑)
だからこそ!
使う楽器や曲などのプログラムは毎週変わります。
ですが、SSTの基本の流れ自体は変わらず繰り返し行われるSSTミュージックはお子様にぴったりのプログラムです♪
ルールや勝ち負けがあるものは
時には負けたり悔しい思いをすることもあるかもしれません。
ですが、
★自分が不利になる(負ける)こともある
★だとしても、楽しい、という感覚を身につける
★嫌だったり悔しかったりしても、自分の感情をコントロールする
という力は、園生活や学校生活の中での対人関係、社会性の構築において
非常に役に立ってくることかと思います。
「SSTミュージック」という名前だけだと非常に難しそうな印象を受けますが
実際は音楽を使ったゲームやレクリエーションのような感覚で
楽しんで療育を行います♪
お友達同士でも、お子様一人対先生たちでも
どちらでもお気軽にご相談ください♪一緒に楽しく、SSTミュージック、やってみませんか😊